前回、三端子電源の選択ミスに気がつきました。
今回は、電源周りを作り直したいと思います。
部品
 - 三端子レギュレータ NJU7223
 - 電解コンデンサ 10uF
 - セラミックコンデンサ 104
三端子レギュレータについては↓に詳しく書いてあります。入出力間電位差は0.4Vなので問題なし!
https://tool-lab.com/pic-practice-11/

回路
三端子レギュレータを追加し、エネループをVin、VoutをESP32の3V3端子に接続しました。図には描きませんでしたが、in側にセラミックコンデンサ、out側に電解コンデンサを接続しています。

消費電流
(1)待機中
各部品の待機中消費電流の値を下表に記します。
NJU7223の効率を80%と仮定、SHT31の待機電流は小さいので無視すると、DeepSleep中の消費電流は0.06+(0.15+1.5)*(3.3/5.0)/0.8=1.4mA(@5V)となります。
| No | 部品 | 動作 | 電流mA | 
|---|---|---|---|
| 1 | ESP32 | DeepSleep | 0.15 | 
| 2 | SSD1306 | 10% | 1.5 | 
| 3 | SHT31 | 待機中 | 0.0002 | 
| 4 | NJU7223 | 0.06 | 
(2)測定中
実際にESP32を走らせ、シリアルモニタで起きてから眠るまでのスプリット・タイムを測定しました。1回の測定〜データ送信が約6秒でした。WiFi環境の良い場所で計測したので、最短に近いかもしれません。
| 項目 | time(sec) | dtime(sec) | 
|---|---|---|
| 睡眠・起床 | 0 | - | 
| Setup | 1.374 | 1.374 | 
| 電圧測定 | 1.374 | 0 | 
| 温湿度測定 | 1.657 | 0.283 | 
| 変数作成 | 2.688 | 1.031 | 
| WiFi接続 | 4.230 | 1.542 | 
| WiFi通信 | 5.505 | 1.275 | 
| 後処理 | 5.646 | 0.141 | 
1回の測定時間は5.646secでした。WiFi接続と通信に2.8秒かかっています。センサエオ屋外に置くと、WiFi接続リトライ回数が問題になるかもしれません。
PS.次、プログラムを変更するときに、WiFi接続に要した時間を測定して、サーバーに送付する機能を追加しよう。