練習21 温湿度計を作る 7 regulator

前回、三端子電源の選択ミスに気がつきました。
今回は、電源周りを作り直したいと思います。

部品

 - 三端子レギュレータ NJU7223
 - 電解コンデンサ 10uF
 - セラミックコンデンサ 104

三端子レギュレータについては↓に詳しく書いてあります。入出力間電位差は0.4Vなので問題なし!
https://tool-lab.com/pic-practice-11/

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三端子レギュレータ NJU7223

回路

三端子レギュレータを追加し、エネループをVin、VoutをESP32の3V3端子に接続しました。図には描きませんでしたが、in側にセラミックコンデンサ、out側に電解コンデンサを接続しています。

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チャコメータ v3.0b

消費電流

(1)待機中

各部品の待機中消費電流の値を下表に記します。
NJU7223の効率を80%と仮定、SHT31の待機電流は小さいので無視すると、DeepSleep中の消費電流は0.06+(0.15+1.5)*(3.3/5.0)/0.8=1.4mA(@5V)となります。

No 部品 動作 電流mA
1 ESP32 DeepSleep 0.15
2 SSD1306 10% 1.5
3 SHT31 待機中 0.0002
4 NJU7223 0.06

(2)測定中

実際にESP32を走らせ、シリアルモニタで起きてから眠るまでのスプリット・タイムを測定しました。1回の測定〜データ送信が約6秒でした。WiFi環境の良い場所で計測したので、最短に近いかもしれません。

項目 time(sec) dtime(sec)
睡眠・起床 0 -
Setup 1.374 1.374
電圧測定 1.374 0
温湿度測定 1.657 0.283
変数作成 2.688 1.031
WiFi接続 4.230 1.542
WiFi通信 5.505 1.275
後処理 5.646 0.141

1回の測定時間は5.646secでした。WiFi接続と通信に2.8秒かかっています。センサエオ屋外に置くと、WiFi接続リトライ回数が問題になるかもしれません。

PS.次、プログラムを変更するときに、WiFi接続に要した時間を測定して、サーバーに送付する機能を追加しよう。